Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

総社のジョイフルにて

ここのジョイフルで少し休んでいた。0時頃だ。客は6人くらい。初老の人が肉料理を頼み食べているときに3人組の青年?が入ってきて何か喧しく話している。面白いコミュニケーションをしている。何かを話題にしたかと思ったら、途切れ突然笑いが起きる。それで通話相手の声が聞こえてるレベルの音で会話をして、だれだれと遊んでいただろ、おう、などという会話が続いて会話が終わった。こういうのはあまり見たことがない光景だったので面白い。場合によっては炎上するかもしれないが、そんなこととは無縁なところのようだ。

しばらくすると男二人、女一人の三人が入ってきて騒ぎ始めた。これは最初の三人とは関係がない。知り合いの女性と酒を飲んで雰囲気がどうのこうのとか複雑な話をしている。文学で扱っているような話題だ。井原西鶴浮世草子で扱っているような情事のことを岡山の訛りを交えながら大きな声で聞かされているかのような気分になった。こういうのも珍しい。まず鉄道の中で誰もしないような会話だし、レストランでも聞けないような会話だ。素直にこの人たちは私よりも文学の作品というより、文学の中にある風景を自然に体現しているかのような気がした。それだけ自然に情事のことを自然に話している。迷惑に思う人がいるかもしれないが、最初は私も動揺した。しかしこういう生きている人が近くで情事について話すというのはなかなかあるわけでもないし、頼めるわけでもないから貴重に思えた。総社20から25歳の3000人のうちの三人が偶然ここにきて話をしている。それになぜか感動した。

こういうコミュニケーションの風景は見たことがない。ゲームの酒場のような場所のように思えた。平和だからこういう光景が見れるんだろうか?