Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

文学

ブラックユーモアメモ

毛猿の笑いと老人市。心臓抜き。 心臓抜き (ハヤカワepi文庫) 作者: ボリスヴィアン,Boris Vian,滝田文彦 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2001/05/01 メディア: 文庫 クリック: 9回 この商品を含むブログ (24件) を見る 自己暗示の呪文を破る笑い。 第二…

花房観音とは?

萌えいづる 作者: 花房観音 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2014/04/18 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 愛欲と情念の京都案内 (京都しあわせ倶楽部) 作者: 花房観音 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2016/11/09 メディア: 単行…

日常を異化することの意味

小説はすべてを描いているわけではない。風景をつなげているが、意図的に省略しているところがある。例えば、衣食住をすべて描いているわけではなく状況の変化を描くきっかけとして使っていたりする。会話もそうだ。紀行文だとどうなるだろう?宮脇俊三氏の…

中上健次と化粧

中上健次集二 熊野集、化粧、蛇淫 作者: 中上健次 出版社/メーカー: インスクリプト 発売日: 2018/06/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る この人の文章には色気がある。紀州の描写が面白い。

加能 作次郎と世の中へ

世の中へ 作者: 加能作次郎 発売日: 2015/01/10 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ふるさと文学館第三十巻で見つけた。恐らくだが平野町のあたりの描写が面白い。

ふるさと文学館、北海道編

図書館で偶然見つけた。都道府県ごとにまとめられている。北海道のものを今読んでいる。 紹介されている作家は、船山馨、藤堂志津子、渡辺淳一、石上玄一郎、島木健作、寒川光太郎、武林無想庵、五木寛之、森田たま、久保栄、李恢成、澤田誠一、藤原定、更科…

なろう系小説といわれる創作について

私は小説家になろうというサイトでいくつか読んだ。異世界に転生するというのがよく目につく。これはこの投稿サイトの特徴のように言われるが、本当にここから始まったものなのだろうか?ここから生まれた小説を題材にしたアニメーションがあまりよくない評…

暗夜行路の色気

暗夜行路 (新潮文庫) 作者: 志賀直哉 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1990/03/19 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 56回 この商品を含むブログ (49件) を見る 謙作が放浪しながら様々な人と関わる様子には、なぜか色気を感じた。特に女中の栄や尾道の茶…

福田和代氏の本

プログラマーが面白いsfを書くことはよくあることかもしれないが、目についたので紹介しよう。 ヴィズ・ゼロ 作者: 福田和代 出版社/メーカー: 株式会社青心社 発売日: 2017/12/17 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る バベル 作者: 福田和代 出…

小説家の今昔、作品の紹介

明治期の小説家はどのように生きていたか。まずはどこに住んでいたか。夏目氏は東京、森鴎外氏は小倉や東京などを転居している。太宰氏は東京や温泉地を転々と。川端氏は鎌倉。井伏氏は大阪。九州に住んでいた作家はどんな人がいただろうか? 私は今梶井基次…