Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

結婚の意味

結婚を投資としてみてみるとどうなるだろうか?一夫多妻制は母体の数を増やしてリスクを分散するものだと思うが、投資と違って血縁の将来に依存してしまう。一夫一妻だと意味が異なり、子の数でリスクを分散しているのだろう。どちらも卵を一つの籠だけに入れないようにしている点でそんなに違いはない。

コミュニティが発展するためにそれぞれが遺伝子を交換しているわけだが、このコミュニティは環境に依存している。再帰的に学習を繰り返してコミュニティに有利になるような行動を繰り返すと思うがそれは内部の環境であって、外部の環境はそれと独立している。ここで問題になるのは何らかの投資で外部の環境に影響を与えられるかという点だ。結婚は外部の環境に影響を与えられるのか?

より機能するゲームのルールを生み出せるのか、そうではないのか。ここが問題になるだろう。長期的な影響を測るにしても観測者はもう死んでいる。やはり結婚というのは難しいな。よく結婚は人生の墓場というが多分これはいいルールを作れなかったことにあるのだろう。逆に言えばいいルールを作り、外部に影響を与えられれば外部の環境を変えられる。だがそれを測るのは多分当事者ではなくて未来の存在だ。こういうネタで戦略ゲームでも作ってみるか。または、本能と婚姻制度_我々はいかにして社会的存在となりうるのかという題の論文でも書いてみるか。