Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

ニートの社会的意義

ニートとは楽な形でハンガーストライキをしているものと解釈してみた。ダメな企業は存在すると思うがなぜ存在するかといえば結局そこで働く人がいるからだ。だからそもそもそこで働く意思さえ見せなければそういう企業は自滅するだろう。場合によっては飢えて死ぬかもしれないがそんなものは統計的に見れば微々たるものだ。死亡統計をみればそれがよくわかる。死ににくい状況であえて死んでしまうのは相当特異な状況ということだ。だからスキルとかわかりやすい人生設計とかいう餌で判断にバイアスがかかるのはだれも幸せにしない。

食うために働くという主張自体が成立しない。人間は水さえ飲めれば1か月は生存できる。生活の質がどうなるかは未知数だが。食うためというよりもどこかに住み続けるためというのが正しいだろう。生活費は圧倒的に不動産にかけるコストのほうが大きいからだ。

結局状況をどう判断しているか、精神状態がどうかに依存しているのだろう。捨てられるものを見極められるなら労働というのに執着するのだろうか?労働というより労働する場所か?

その点ニートは精神的にも物質的にもしがらみがない。ということは冷静に企業の状態を見られるし、ある程度は不動産にかけるコストは抑えられる。それに常にハンガーストライキをしているような状態なのだから、なにも失うものがない。持たざる者にみえて持てるものといえるかもしれない。逆にダメなところに投資をしている企業の株を持っていたら取り返しがつかない。所有にはリスクが伴う。