Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

蔵本由紀氏の本、非線形的な事柄について

 

 

新しい自然学―非線形科学の可能性 (双書 科学/技術のゆくえ)

新しい自然学―非線形科学の可能性 (双書 科学/技術のゆくえ)

 

 

 

 非線形の現象を扱っている。アトラクターフィールドと言ったらわかる人はいるだろうか?三体問題のように解が安定しない、つまり条件を設けても不安定な状態になることを言っている。例えば、電子回路は電流を流すことができるが、その中の揺らぎを皆無にすることはできないし、匂いの拡散を予期するのは不可能だ。だが点としてではなく、面としてそういうことをとらえれば規則性が見える。なぜ見えるという表現を使ったかといえば、定性的な面があるからだ。写像のように。

あれこれとここでかくよりも自分で計算してみるほうが面白いだろう。こういう問題は日常にあふれている。例えばどのように友人ができるかというのもこういう問題をはらんでいるだろう。友人がいる、だが線形的にはコントロールできない。