Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

もしナポレオンが生きている間に鉄道が広く使われていたら

鉄道を運用してプロイセンはフランスに勝利した。プロイセンがフランスに勝利した要因はほかにもあったが、鉄道が迅速かつ大量に物資、人員を輸送できたことが大きい。これをナポレオンが使えたらと思うと想像が広がる。フランス帝国が占領した地域を鉄道で結び、部隊や情報の移動を早くする。そうすればロシアへの遠征をするときもナポレオンは状況判断を過たなかったかもしれない。

しかしインフラに依存したり過信するのは危険だ。現にシュリーフェンプランが絵に描いた餅に終わったことは皆が知っている。前線の拡大が膠着すると、また別の手段が、例えば戦車や航空機が現れることになるがナポレオンはどう考えるだろうか。自分で鉄道のダイヤを作ったりするだろうか?ナポレオンがいた時代にすでに銃や弾薬を大量生産するシステムはあった。その20年後ほどでリバプールで鉄道が走り始めている。

鉄道でフランス帝国がヨーロッパ連邦になったかもしれない。アメリカが南北戦争以降にアメリカ合衆国としての勢力を強めたように。