Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

もし女性が中世に飛ばされたら?日本の場合

 

【新装版】中世の女の一生

【新装版】中世の女の一生

 

 異世界もので舞台になることはあまりない日本の中世を取り上げる。

女性の仕事について。

この時の女性は調理の準備をするが、調理自体はしていなかったらしい。だから、米、穀物の精米、調製や水汲み、火おこしをしている。紡績もしていた。

朝廷や地方領主の女房、彼女らへ奉仕する女性。

30代で媼と呼ばれていたくらいだから、早く婚姻関係を結んでいたことがわかる。

9世紀から15世紀の間は、気候が温暖で飢饉はあまり見られなかった。治安はどうだろう?武士団同士の争いはあっただろうが、それは武士の問題だ。それ以外の犯罪も今の状況とそんなに変わらないかもしれない。もしもの時は尼寺がある。

中世は暗黒と言われるが、農業生産に限って言えばそんなことはない。二毛作や三毛作が行われていたし、京都も鴨川の水害を除けば都市が機能していた。あとは病原菌の問題か。薬は薬草をうまく調合しなければならないだろう。神農本草経をうまく読めれば、何とかなるかもしれない。

裁縫ができて、材料についていくらか知っていれば何とかなるかもしれない。