大麻合法化の議論に関して 特に臨床の点から
neetalive.hatenablog.comこの続き?大麻を使用したときの状況について上の本に書いているようなのでここで触れる。
健常者への投与実験
75㎎を経口摂取したときの症状の発現は25~90分後で、持続時間は4,5時間である。
頭痛、めまい、頭重感、動悸、胸部苦悶、手足のしびれなどの身体症状がある。口渇感はあるが、水は苦く感じるようになるから普通のそれと異なる。
冷感、臓器の異常感覚、時間感覚の狂い、位置感覚の狂い、浮遊感、距離感の狂い、孤独感、不安感、幻想、聴覚過敏などがある。
例えば、臓器の異常感覚の場合は頭の中に水が入っているかのような感覚や腹部内臓が発酵してきてぶくぶく音を立てているかのような感じがするなどがある。
幻想が特に見るべきところがある。幾何学模様が現れ、次第に輝きを増す。幾何学模様は次第に具体的な形になってゆく。
安全性について。
覚せい剤のように狂暴になることはなく、コカインのように脳出血で死ぬことや、コカインベビーのような奇形児が生まれることもなく、シンナーのように脳が委縮し、中枢神経が崩壊することもなく、アヘンやヘロインのように暴れて失禁するような深刻な離脱症状を呈するわけでもない。
アルコール依存症と同じように、摂取量と本人の状態によって大麻精神病になる恐れがある。特に、10代から20代への影響がよくみられる。
それにしてもこの本は面白い。
jsct-web.umin.jp急性アルコール中毒、アルコール依存症と似た症状が大麻で起こるかもしれないことがわかる。