Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

人間力なる抽象的な概念

文部科学省の人がよく言っていたこの意味の良く分からない言葉について考えてみるか。

人間力仮説その一。毒物に対する耐性。

gigazine.netこのように人間は毒物を少量継続的に体内に入れることで耐性を手に入れることができる。毒物に適応した結果だ。遺伝的リソースをうまく組み合わせたことによるものだろう。人間力と言えるかもしれない。

人間力仮説その二。落ち込まない精神。どんなにひどい状況でも顔色を変えない。ただし、状況を認識できているかどうかは別である。また落ち込まないかどうかといい結果を出すかどうかに関係があるかどうかは定かではない。お友達ごっこをするには必要な能力かもしれない。

人間力仮説その三。筋力。人間に関する力だから筋力も含まれるだろう。確かに筋肉は裏切らない。

人間力仮説その4.自然治癒の速さ。

physicsworld.comただしこういうものがあるから今後どうなるからわからない。

人間力仮説その5.理不尽で不合理な状況を放置して、豚に徹する精神性。頭を意図的にマヒさせて、理不尽な状況でも平静を装い、淡々とダメなことを続ける能力。これが思いついた中で一番ひどい。メリットがあるかどうか定かではない。

人間力仮説その6。問題を理解して、楽に解決しようとする精神。これが一番しっくりくる。自分がいかにつらいかを決して自慢しない。それにどれだけ時間を使ったかも自慢しない。怠慢、短気、傲慢で考えることに時間を多く使う。

やはり人間力という言葉は良く分からない。