Neetalive’s diary

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-政策論題- 危険運転をした運転手から免許を永久的にはく奪すべきである、是か非か

煽り運転が問題になっているから、厳罰化の是非について考えてみるか。交通秩序を脅かす運転手は公共の利益を明らかに損なっている。そこで厳罰化と免許はく奪だ。

 

注解 道路交通法

注解 道路交通法

 

 これによれば現状では危険運転を確認しただけではすぐ免許をはく奪できない。つまり現行法ではデメリットが生じるので、それを何とかするというのが肯定側の主張になりえる。そこで立論。

肯定側立論。現状分析。資料を引用。平成30年交通安全白書より引用開始。車間距離不保持いわゆる煽り運転の検挙数は年間6500件前後で過去三年間の間に増加している。これからいえることは現行法では危険運転をする傾向にあるものに対して抑止力を発揮することが困難である。

メリットは一つ、交通秩序の維持、危険運転者の排除が容易になる。現行法では危険運転者に対する抑止力が働いているとは言い難いし、行政側の負担を鑑みて抑止力の維持が困難である。現行法では、免許を剥奪できず、期間を空けてから運転を始める可能性があり、再発防止が困難であるからである。また危険運転をする傾向にあるものは矯正が困難である。ここで資料を引用する。

 

 この一章によると、精神病質は脳の先天的な状態によるものでそれに気づかず教育を受けていれば反社会的な傾向は抑制できなくなる。つまり精神病質をコントロールできないものはそのままである可能性が高い。引用終わり。

法的な制裁は彼らにとってあまり重要ではなく、法の脅威になる機会を与えないことが容易かつ現実的な対処と言える。よって危険運転者から免許を永久的に剥奪することは交通秩序の維持に極めて有効であり、重要である。

否定側立論。デメリット。冤罪の場合、法益が損なわれる。これを思いついたが立論の構成が良く分からなくなった。統計的な裏付けが必要だがどうしよう?

だいたい考えたが、議論の焦点は道路交通法がちゃんと抑止力を発揮できているか、現実的な交通秩序の維持ができているかなのか?一番いいのは人が運転する機会がなくなることだが。