Neetalive’s diary

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オーガニックとは何だったのか?

オーガニックは有機的という意味だが、オーガニック食品というのは意味をなさないんじゃないか?金属を混ぜた食品は存在しないし、農薬も有機化学の範疇だ。もちろん食品は有機物質だ。なのになぜオーガニック食品なる言葉があるのか?

とりあえず有機化学の本で示性式を思い出してみる。

 

天然物化学・生物有機化学〈1〉天然物化学 (朝倉化学大系)

天然物化学・生物有機化学〈1〉天然物化学 (朝倉化学大系)

 

 例えば駆虫薬として有効なavermectin類やタンパク質結晶のBT-toxinは微生物代謝産物だ。

甘味化合物の場合は、ジテルペン配糖体があり、stervia rebaudianaやphlomis betonicoidesに含まれている。

天然物由来の意味でオーガニックと言っているなら、すべての食品はオーガニックだ。家畜に使われる薬剤を問題にするなら、オーガニック食品というより、薬剤不使用の家畜肉にしたほうがいい。名前は大事だ。しかしそれを問題にするなら、人間はモルヒネを摂取するのはおかしいということになる。家畜も人間も病気になるからだ。この辺の基準が良く分からない。

自然農法と言っても、害虫や植物病への対処は昔から行われてきた。これをなしにするというのは時代錯誤だし、時代遅れだろう。要するにホメオスタシスのようなものだろうか?自然物でも摂取量が多いと死ぬことがあるテトロドトキシンのようなものもある。それに対する解毒薬の関係のようなものだろうか?

とりあえずふさわしい名前を考えるか。