Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

孤独の輪行旅 4日目 熊本から宮崎まで

熊本は4時30分ごろ出発した。まだあたりは暗い。八代を目指す。八代までは国道3号線を走った。5時代なのに乗用車が多い。左手には九州山地がある。前に九州に来たときはこれを日豊本線から見ていた。坂道がないが、信号があるから少し負担だ。八代からは新幹線で鹿児島中央に行く。熊本始発の6時24分発だった。車内はほとんど人がいない。途中駅から学生服を着た人が乗ってくる。

7時06分に鹿児島中央に到着する。鹿児島中央には人が多い。走っていると甲突川に出て、フェリー発着所のところまでたどり着いた。ここら辺んも走っていると楽しい場所だ。そこから指宿へ行こうとも思ったが、暑くなってきたから宮崎のほうへ進むことにした。国道10号線を走る。ここは車の量の多さに比べて、道の幅が狭いかった。ひやひやすることも何度かあったが、しばらくすると2車線になる。姶良に着くと水を供給するところがあった。

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80lあたり千円を払えば水を受け取ることができるが、そこまで飲むことはない。うろうろしていたら爺さんが話しかけてきて水をくれることになった。きっかけは分からないがボトルをもってうろうろしていたからだろうか?今までの輪行旅で一番うれしい出来事だった。思わず最敬礼してしまった。近くのイオンで糖分を補給し、鹿児島本線加治木駅に到着。このあたりでしっぽが青いトカゲを見た。ここら辺の植生も面白い。

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国道10号をずっと走っていくと、坂が出てきた。ここは長い坂で写真を撮る余裕がなかった。坂とトラックの排気ガス。これでずいぶん消耗した。トヨタの車体研究所を過ぎたあたりでソフトクリームが食べられるところがあったので、食べた。これはおいしい。てんとうむしというところ。音楽が喧しかった。そこでここからは上りはないと聞いたが、勾配3パーセントくらいののぼりがいくつかある。ここでよくわからない奇声を上げていたから相当消耗していたのだろう。道の駅すえよしが見えた。ここに立ち寄るとパウンドケーキを売っている女性がいたのでパウンドケーキを買おうとしたら、値引きしてくれてさらにご飯もくれた。その人曰くこの商売は割に合わないらしい。私が何も言わずに食べていたらまずそうというようなことを言われたので少し良く分からなくなったが、親切な人だった。ここではパウンドケーキと炊き込みご飯、水を提供していただいた。しばらく走って都城駅に着く。この辺りは車が多いし、接触しそうなこともいくつかあった。

都城駅から宮崎駅までは眠れた。宮崎駅に到着する。一時間くらい座るとなぜかまた走ってみたいと思うようになるもので不思議だ。大淀川は素晴らしい。

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宮崎市立図書館のほうまで走ると、多摩丘陵の住宅街のような風景が見える。図書館近くの公園で犬がだらしなく寝ているのが面白い。そこから平和台公園のほうへ走った。ここら辺もいい住宅街だ。きれいな家が並んでいる。平和台公園に至る道にはいい坂がある。勾配は5パーセントくらいか?とにかく楽しい坂だった。宮崎県立図書館がある区画もきれいだった。宮崎県はいい土地の使い方をしている。

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ここは宮崎神宮。そこからスーパーで食料を調達し、たまゆらの湯へ向かう。人が多い。スポーツクラブ?の人たちが使っているようで、浴場の中は騒がしかったが湯は柔らかい。そこから快活クラブ宮崎一の宮店へ行き、近くのコインランドリーで洗濯する。店内は静かだった。ドリンクバーとソフトクリームはありがたい。面白い坂との出会いや、親切な人の行動でこの日は特に幸運な日だった。