Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

孤独の輪行旅 一日目 国道432号線の激坂

ロードバイクを買ってから輪行をしたくなったので青春18きっぷのシーズンと梅雨明けを待っていた。7月23日からは雨が止むようなのでここから輪行旅を始めることにした。

ルートは国道432号線を通り広島へ向かい、そこから九州方面を目指すというものだ。中国山地を最初に越える。坂がいくつもあるらしい。荷物はサイクルジャージを買うのを忘れていたから、いままで使っていたハーフパンツを3つ、シャツが4つ、ジーンズが1つ、長い下のトレーニングウェアが一つ、靴下、タオル6本ほどとなった。これらはジップロックで収納した。それとライト、工具セット、予備のタイヤ、輪行袋、食料を詰め込んだ。正確には測っていないが10㎏前後にはなっただろう。財布やスマートフォンを足すとどれくらいか?

パッキングしてからあまり眠れなかったので4時30分に出発した。国道432号線までは車があまりいなかった。432号線に近づくほど少なくなっていった。日御碕神社を越えると農道にちらほら人が見えるくらいだ。狸らしき生き物が沿道の草むらにもいた気がした。

国道432号線で最初に現れる坂が一番険しいかもしれない。

広瀬町祖父谷から始まる区間だ。荷物をもって上るにしてはつらい。斜度は8パーセントは越えていた。単線でも国道だ。それが面白かった。坂を上っているときに虫がまとわりついてくるのは心に来た。しかし人は誰も歩いていない。この時点で恐らく5時を少し超えていた。もう日が出始めている。