Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

鉄道本紹介、特に電気鉄道に関して

 

鉄道の話題あれこれ―船についても

鉄道の話題あれこれ―船についても

 

 宮田一氏は国鉄で線路の配置や運行について様々な考えを述べていたらしい。車両の設計ではなくやっていたことはオペレーションズリサーチかもしれない。国鉄時代から懸案だった通勤列車のダイヤ編成についてのところ、首都圏の5方面作戦についてのところが興味深かった。1960年代から通勤地獄があったということか。今と違うのは新幹線で通勤できなかったことと、首都圏に生産拠点が残っていたこと、貨物のための操車場が品川や幕張にあったことか。昔よりも東京の人口が増えているのに混雑率は下がっているのが面白い。

 

電気鉄道技術変遷史

電気鉄道技術変遷史

 

 電気鉄道が導入されるまでの日本の状況、インバーターの解説や、新幹線電車のあれこれについてまとめられている。オーム社の雑誌の連載がもとになっているようだ。

 

パワーエレクトロニクス入門(改訂5版)

パワーエレクトロニクス入門(改訂5版)

 

 こういうのは電車がどう動くか想像するのに有効だろう。特に単相誘導電動機や三相誘導電動機の構造や回路の基本的なことを知るといつも聞いている電車の中の音がなんなのかわかるだろう。

 

電気工学ハンドブック(第7版)

電気工学ハンドブック(第7版)

 

 これは図書館にあると思う。ぜひ読んでほしい。