Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

第二次世界大戦の経済的な意義

これで明らかになったのは植民地を獲得するのも、維持するのも、手放すのも割に合わないコストがかかることか。戦費をかけて買っても国債の負担に代わるだけで個人単位に置き換えればそこまで影響はない。場合によっては兵役があり、負担がある。国債の支払いは100年単位になる。アメリカはまだ第二次大戦で使った戦費をまだ抱えている。国家というのはなぜか簡単に破綻しない。これがあるから国家事業ができるんだろうが。

なんで管理するコストというのを考えなかったんだろう?不動産の管理や身の回りのことを管理するだけでも大変なのに。大きい組織を動かすというのはそれだけ管理コストがかかるということだ。戦争などその最もなものだ。これならベーシックインカムのほうが安上がりだ。トリクルサイクルとかいう大雑把な考えが通用するほど経済は単純ではない。お金は持てば持つほど利子で増えるのであって、自分が消費して富を増やしているわけではないのだ。有効需要は生活必需品やインフラレベルには有効だろうが、他の事柄に当てはまるかどうかはわからない。

何か行動させるより、無条件に与えるほうがあらゆる面で安上がりだ。ベーシックインカムをやろう。