Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

低収入と性体験

はてなニュースで話題になっていた。統計データを取ったら低収入と性体験の有無に相関があったようだ。そもそもどんな母集団だったんだ?それにフィルターがおかしかったら調査じたいが無意味なものとなる。仮にそれが有効だとして話をするか。

なぜそんな問題提起をする必要があるのだろうか?経済的な選択肢が限られているのは万人共通だ。それで?性体験をした人が本当に経済成長に貢献しているのだろうか?なら今の経済状況はなんだ?株価が上がっているだけで個々人の状況はそこまで変わっていない。雇用統計の欺瞞が明らかになったばかりなのは多分知っているだろう。そもそも経済センサス自体が信用のおけるものではないことが明らかになったのだから現状を把握している人間はどれだけいるんだろうか?

これだけは言える。だからどうした?富野さんが言っていたオールドタイプの価値観で世界観を構築しているような気がする。そろそろ生殖器官にこだわることはやめたほうがいいんじゃないか?我々に必要なのはパラダイムシフトだろう。性経験豊富な人がなにか貢献していたとしても、すぐに結果が出ているとしたらこんな状況ではない。

この手の問題は統計データでうそをつける。例えば優生学なんてのはそうだ。まずは統計学のあやふやさを理解して、パラメーターが状況によってころころ変わることを認識したほうがいい。ニュータイプにもなったほうがいいかもしれない。