フェティシズムの歴史
成人向け漫画の歴史をまとめた本があったので、その発想のもとになったであろう嗜好の歴史について書かれた本なり、論文を調べてみた。
まず挙げられていたのはミルクフェティシズムというものだ。これは絵画の構図に結構あるもので伝統がある。例えばベルナルデゥスの母乳に関する逸話を用いた絵画が有名らしい。heinrich lossowという画家も別の主題で同じような風景を描いている。
The Lore and Lure of Mother's Milk
- 作者: T. Louisa Lundell
- 出版社/メーカー: Trafford Publishing
- 発売日: 2006/01/25
- メディア: ペーパーバック
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この本が参考になったが、途中で読むのをやめた。
この二つの記事が参考になった。
自分の嗜好が自分の発想だけで生まれたものだというのは誤りであることがよくわかる。なにがきっかけで嗜好が生まれるかは予想できないが、歴史的経緯があるのは理解できる。
Getting God's Ear: Women, Islam, and Healing in Saudi Arabia and the Gulf
- 作者: Eleanor Abdella Doumato
- 出版社/メーカー: Columbia Univ Pr
- 発売日: 2000/01/15
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こういうのはだれが詳しいんだろうか?フェティシズムは文化的背景、生活様式の数だけある。こういう歴史をまとめた本があれば見通しがよくなるのだが。
こういう本の存在を知れば自分の行動が歴史の繰り返しかもしれないことに気づくだろうし、繰り返そうとはしないだろう。他人に干渉する前に自分の想像力と好奇心のなかで試行錯誤できるはずだ。これが活字の面白いところだ。