Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

子供部屋おじさんとは

生家で壮年まで暮らしている人を言うらしい。これは親とシェアハウスをしていると考えればいいだろう。ただ不動産を他人と共有しているだけだ。なにも不自然なことはない。これを否定する人がいたとすればその人は相続権を早々に放棄してもいいと言っているようなものだ。親の資産を利用することを否定しているからだ。昔から家族経営の企業があったし、親の資産を相続し金融資産を増やしている人は珍しくない。それと何の違いがある?

一度も転職したことがなく、一か所でしか生活したことがない、究極を言えば他国で働いたことがない人も子供部屋おじさんといえる。同じように一か所のことしか知らないから。だれから恩恵を受けるかの違いだけなのにレトリックというのは不思議なものだ。相続というのを馬鹿にしてはいけない。長期間企業価値を提供している企業に最初から投資している家族から株式を相続したほうが新しく投資を始めるより手間がかからないだろう。私には子供部屋おじさんの何が問題なのかわからない。かれらは不動産を有効活用しているに過ぎない。確かに賃貸住宅を提供している企業にとっては子供部屋おじさんは困るかもしれない。

突き詰めれば貴族や王族はどうなる?子供部屋おじさんと言い出した人は面白い想像力を持っている。この世には財産を生前相続するということがないと思っているらしい。ただたんにリソースを効率的に分配しているだけなのだが。

たんにちゃんと家計が管理されていて貯蓄があるという証なのではないのだろうか?