Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

帰路

ギークハウス大船渡へ行った後鉄道で神奈川に向かうことに。南リアス鉄道にのる。海岸の景色、まばらな家、古いトンネル。これは絵になる。釜石線の快速!列車にのる。ここからの風景は渓谷、山の稜線、牧場がまばらに見える。風景を楽しんでいるとあっという間だ。鉄道の旅は気づいたら終わっている。これがいいかもしれない。釜石線、花巻から仙台までの区間は山に囲まれていること以外は北海道の鉄道からの風景に似ている。日高線だったか?

仙台から常磐線に入る。ここから原ノ町駅までだ。岩沼から先の駅も東北本線からみたような田園風景が広がり面白い。視界が開けていて高速で移動している風景というのは飽きないものだ。バスのような圧迫感はない。原ノ町駅の近くには南相馬市立中央図書館がある。カフェがあっていいところだ。蔵書を見てみるとディラック量子力学があったり、作画の教科書があったり、sfがあったり多様性のある図書館だ。素晴らしい。利用者もなかなか多くて人気がありそうだ。

代行バス区間は面白かった。使われていない施設はlast of us を彷彿とさせる。ここは無理をしてでも見たほうがいい風景がある。浪江駅に着くとそこからいわきまで特急で使っていた車両に乗れる。騒がしい人がいたが2号車では静かに話す老紳士が相席してくれて助かった。いわきから水戸までは近そうで遠い。だが夕焼けから沿線をみるのはいい。

水戸につくと運転の粗さに驚いた。平気で信号無視をする車両がいるし、うるさい音楽を流す車両もちらほら見かけるし。快活クラブが県庁のちかくにあったはずなので歩いてみると、スーパー銭湯を見つけた。休日620円で入浴できる。これはいい。それに従業員の方が親切に快活クラブの場所を教えてくれる。やまの湯というところだ。茨城は車の運転以外はいいかもしれない。

鹿島臨海鉄道で大洗に行く。車内に私とは違うイントネーションで話すやかましい3人がいた。これは福島で聞いた発音と似ている。面白い。ロシア語の会話の流れとも似ているな。なぜだろうか。大洗港では8時30分から営業しているレストランがあるここであんこうの唐揚げと蒸しうにを食べる。ここはいい。そこから図書館があるであろう公民館に行く。蔵書は南相馬の図書館のほうが多い。しかしここにはgirls und panzer関連の本やdvdがある。こういうのはここにしかないのだろうか?そのアニメ作品で風景になっていたショッピングモールに行く。なかなかに人が多いが空きテナントがちらほらと見かけられる。アニメーションに関するブースは人が多いが。ここではポートレイトやファンが書いていったであろう絵が見れた。大洗マリンタワーでは先のアニメを題材にしてカフェが営業していた。手書きの絵やドラマcdが聞ける。ここで外国籍の方が働いていることに一番驚いた。ここに住んでいるのか?通勤しているのか?水戸でもコンビニエンスストアで外国籍の方がいた。茨城にはそういう人を引き付けるものがあるのだろうか?商店街ではgirls und panzerの展示のようなことをしている。ここにアニメーターが移住してスタジオを作ればもっと面白いことになるんじゃないか?

大洗から鹿島神宮へ向かう。鹿島神宮ではひとが多すぎた。それに自制心が不安定になってきたのか雑音で心が弱ってきた。森の中はいいのだが人の多さで死にそうになる。鹿島線に初めて乗る。佐原で途中下車。ここの風景、人の少なさは最高だ。佐原から相席した老夫婦に話しかけられ成田空港のこととか、その人の専門の話とかをする。80歳で聡明な人たちだった。やはり年配の人と一緒にいると落ち着くな。

千葉で途中下車。千葉県立図書館まで歩いてみる。案の定閉館していたが、ここには人懐っこい猫がいる。これは大事だ。千葉市は人口は仙台と同じくらいだったか?人口密度がちょうどいい。ここに住むのもありかもしれない。総武本線からの景色もいい。津田沼船橋、市川を過ぎる途中でタワーマンションを見かける。本当はタワーマンションに人を集めて使える土地を増やせばいいのに。それで大きい図書館を作ればいい。

東京駅から新横浜までは新幹線に乗って日曜日の19時後半は混んでいるか確かめてみる。確かに東海道新幹線はごったがえしている。のぞみ新大阪行きだ指定席も空きが少く、自由席は3つの車両だけだ。これではたち客もいるだろう。今回の旅はいいもの見れたし、偶然にいい人と話ができた。こういうのは見えない財産になっていくのだろうか?