Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

ギークハウス大船渡まで

ギークハウス新宿と同系統の場所があると聞いて行ってみることにした。バスで仙台に向かい、次に仙台から大船渡の盛駅へ向かう。バスは狭い。アメリカのメガバスは広いし安かったのにどうしてこうなった?これは狭い場所で飼育される家畜の気持ちを追体験できそうだ。仙台で東北大学によりメディアテークのあたりをだらだら歩いて精神を回復した後大船渡へ向かった。こちらのバスのほうが広い。どうして?

21時6分に大船渡へ到着した。名前を聞き忘れたが住人の方に来ていただいた。農業でどんなことをやっているかという話になり、いちごの茎の部分に原因物質を反応させているといつでも実をならせるという話がでた。人口光合成と組み合わせると面白いかもしれない。到着するとリアル種延さんと話せた。数学に熱心な人だというのは分かっていたが本当にそうだった。いろいろ話していて数学以外にもアニメーションとかドワンゴの未来とか、とりとめのない話ができて面白かった。

次の朝は住人の方に犬散歩を薦められたので外に行ってみる。そらという名前だったか?この犬は初対面の人にも積極的にコミュニケーションを図ってくる。珍しい体験だ。川の近くを市街地ではなく石灰鉱山のほうへむかっていく。手綱を握っている人を無視したかのような挙動をする犬だ。3㎞くらい歩いたので引き返そうとすると地蔵のように固まった。動き始めたと思ったら並走してくれる。帰りは従順なのか?そういえば犬の散歩は初めてだった。

住人の方に車で図書館に連れて行ってもらう。整理期間中で閉まっていたので港のほうを案内してもらう。カニやたらが売られていた。カニはゆでて食べるのかと聞いたがこれはまずかったらしい。後で一緒にいた人に聞いたのだが現地人の常識を聞くと怒ったような対応をするのだそうだ。これはフランス人が発音で気に食わない外国人を馬鹿にするようなものなのか?大船渡にはスーパーが3つほどある。大規模だ。

かえって一緒に車でいた人ととりとめのない話をする。存在価値のない自治体は潰して人は県庁所在地のようなところに集中させればいいという話をした。地方交付税のようなものやふるさと納税のような無駄を頑張って生み出すようなシステムを続けるよりは都市に集めてベーシックインカムを機能させたほうが効率がいいという主張をしたのだった。宮城県の人口は200万人余り。それが仙台市に集まると名古屋くらいの人口規模になる。名古屋は新宿ほど過酷な人口密度ではなかったので快適だった。何とかなるだろう。

c++ができるひとと話す。この人は小田原にもともといたらしい。今は大船渡で水道の管理をしているそうだ。ゲームを作るために時間を作る努力をしている。モーションアセットについていろいろなことをしていた。基本的に頑張ることは控えたいと言っていたので私の人生に対する考えと似ていて面白かった。どこぞの両親とはわけが違う。ゲームエンジンについての本を持っていたので見せてみると、面白そうにしている。英語が読めないと言っていたが、本当は読めるのではないのだろうか?この人はゲームを作っていて、将棋のゲームだ。動物将棋だったか?これは面白い。

21日の22時ごろから22日まで滞在した。ここはもっと早く知っていれば人生が楽になっていたかもしれない。そんなことを思わせる場所だった。