Neetalive’s diary

読んだ本の紹介や雑記

城崎まで

城崎まで特急きのさきがあるが、在来線で行くことにした。あまり眠れなかったのでどちらも変わらないだろう。5時32分発園部行きに乗るとすぐ眠ってしまった。福知山では乗り換えて舞鶴に行くひとが多いのだろうか?あわただしく移動する人が目立つ。8時52分に豊岡ゆきの電車が発車するので52分待つことになった。寒いので駅の近くにあるらしい漫画喫茶に行く。コミックバスターズというのだ。ここは快活クラブとはちがいオープンシートはなく価格は少し高かった。だが温かい場所にいられるのはいいことだ。豊岡ゆきの電車では関西弁をやかましく話す一行がいてなかなか愉快な状況だった。山間の風景もいい。きれいな川もある。そうこうすると和田山、城崎に到着だ。平日だから人は少ないだろうと思っていたが、案の定人は多い。駅前だけで50人ほどはいるか。これが温泉地というものか。静かにだらだらしたい身としては少し酷だ。連れ添いの男女が結構いる。休みが取れるのいいことだ。だが私にはその甲高い声は心に来るものがあるので早々に退散する。極楽寺を訪れ近くにあった山道に入ってみる。ここには人がいない。整備されていたようだが杭が腐っているし石が散乱している。急な勾配、崖もありなかなか素晴らしい場所だ。ぬかるみに足を取られると落ちてしまうような所がいくつかあった。しかし、苔が生し陽光が木々に間から入るさまは神々しい。鳥のさえずりも聞こえる。虫はそんなにいない。スイスの散歩道のようだ。登っていくと廃寺があった。ここで住んでみたい。人は全くいないし。少し下れば温泉地だ。大師山というところだったらしい。荷物を10㎏ほど背負っていたので少し疲労する。道を下っていると、また連れ添いの男女だ。

城崎文学館に入る。志賀氏の本は読んだことがあるが、写実的な文章ということ以外忘れてしまった。ここで小冊子を購入する。入場料を払って中を見てみるとここに移住してきた作家や他の人々の紹介があった。現在でも続いているようだ。しかし昔と違うのは人が多い。これに尽きる。どこか別の場所を開拓するか。

人の多さにこりごりしたので帰ることにした。姫路に行ってみたかったので和田山を経由して但馬線に乗る。ここの風景もいい。しかし途中で学生服の群れを見た。風景を楽しめる旅も終わりだ。しかし、関西の人のトーンを聞けるのは新鮮だった。声の調子、話方がセクシーだ。抒情的なものがあるな。

姫路につくと山陽電車なる私鉄があるので乗ってみる。阪急梅田まで直通するらしい。これはすごい新快速なみの速さだ。神戸で下車する。神戸は通過はしたが下りたことがなかった。適度な人口密度だな。ここもいい。そこから芦屋で下車しようとしたが人が多かったのでやめておいた。そして阪急梅田だ。この近くに古書店が集まっているところがあると聞いていたので百貨店の案内の人に聞いてみたが要領を得なかったのでやめておいた。しかし人が多い。京都、名古屋とは違うし、上野のように整理整頓されたような混雑ではなかった。疲れる。jr大阪駅の近くの複合施設に入る。ここには天空の農園なるところがあるようだ。行ってみるとカップルのハッテン場のようなところになっていた。やっと一人になれると思ったのに睦あっているのを見ると心が乾く。退散して駅の待合室でサンライズ出雲を待つことにする。ここは静かだ。片道20000万円ほどで眠れる場所を確保できるのはいいことだ。6時間ちゃんと眠れた。それに0時代の駅の様子は見たことがなかったので新鮮だった。サンライズがくるまで理性が崩壊せずにすんでよかった。